- 前回の制作から数年立ち、デザインも見飽きてきた
- ホームページからの問い合わせや売り上げが停滞してきた
- 社長が変わったので、イメージを刷新したい
- 新しいサービスを開始したので、方向性を変えたい
- 新卒採用に向けてデザインを新しくリニューアルしたい
- web担当を引き継ぎ、思うように展開したいのでリニューアルしたい
などなど、当社にも様々な理由でホームページリニューアルのご相談をいただきます。
リニューアルの理由は様々ですが、共通して言えることは、ホームページをリニューアルすることで、成果を向上させことのはずです。
リニューアルすることで得られる効果や、成功させるための考え方や、起こりがちな問題点などを知っていただき貴社のリニューアル成功に役立ててください。
本記事の内容
ホームページのリニューアルで得られる効果
デザインリニューアルではアクセス数は増えない
良く誤解をされがちなのが、デザインのリニューアルすることで集客力が向上すると考えてご相談いただく場合があります。
残念ながらホームページのデザインをリニューアルするだけでは、集客力の向上は期待できません。
もちろん改善策の一環としてトレンドにマッチしたデザインに変更するのは良い戦術です。
しかし、トップページのレイアウトを変更したりデザインを変えるといった対策だけでは、元々自社サイトを常日頃から利用している、いわゆる常連の方々へのPR力は得られる反面、そもそも自社サイトに注目していない不特定多数の一般消費者に、アピールする事ができません。
デザインのリニューアルやサイト構成を見直すことで、お問い合わせ数や売り上げ向上につながりますが、これは転換率・購入率(コンバージョンレート)が上がるためであって、ホームページへのアクセス数が増えるわけではありません。
実際のお店の場合、お店の看板を変えたり、店舗の内装や外観を大胆にリフォームする事で世間の人々に新鮮な印象を与えることができ、それが集客力へと結びつきやすいです。
一方でホームページの場合、大多数のネットユーザーは普段から自社サイトを見ておらず、デザインだけ突然変更しても、そもそも具体的な違いに気が付いてもらえません。
新規顧客を開拓する場合も、オフィシャルサイトのレイアウトを変更してからといって、今まで自社サイトを一度も訪れていない方が急に、大量に訪問してくれるようになる、ということは残念ながらありません。
ホームページのリニューアルは、ホームページを見てくれるユーザーを増やすための施策ではないという事だけ理解しておいてください。
リニューアルでアクセスが増えないのであれば、リニューアルは不要なのか?
ホームページをリニューアルする理由ですが、基本はリアル店舗の新装開店と同じです。
既存のビジネスモデルでは今後安定した利益が得られない、従来通りのやり方ではライバル企業との競争に勝てる見込みがなくなった、このような状況に至った時にオフィシャルサイトのリニューアルを決断する経営者の方々が多いです。
世間一般で名前が通った一流の大企業もまた時代のニーズに合わせて、業態を臨機応変に変えています。
例えば今まで文房具の販売をメインにしていた企業が、時代の変化に応じて今後は画材やオフィス用品やデジタル機器の製作と販売を進める事になった、このような場合もリアルの業態に合わせて、ホームページの方も大規模にリニューアルオープンをしなければなりません。
見た目だけを変更する戦術は効果が薄いですが、ビジネスモデルが大きく移行した際、それと並行して宣伝媒体であるホームページの方も一新すれば、世間の人々に大きなインパクトを与えられます。
要するにイメージの刷新を目的としたリニューアルならば、大いにその役目を果たすことができます。
ホームページリニューアルで成果を上げる考え方
ビジネスモデルの変更など行わない場合でも、ホームページリニューアルで成果を向上させる方法はあります。
また、デザインの刷新だけで、十分なリニューアル予算を割くことは難しいでしょう。
リニューアルするからには、これまで以上の成果を求めるのはビジネス上、当然です。
ホームページリニューアルによって成果を上げるためには、コンセプト・集客・転換・フォローの考え方を取り込むことが必要です。
コンセプト作り
ホームページリニューアルの企画が持ち上がった段階で、芯となるコンセプトを決める事が肝心です。
コンセプトやマーケティングの狙いが曖昧なまま、とりあえずサイトデザインを一新する、こういったプロセスでは成果を十分に引き上げられません。
現状や競合を分析し、リニューアルで得たい成果を明確にし、コンセプトとすることで、その後の具体策の方向性が明確になっていきます。
当社事例で、ある企業に「情報をアウトプットしやすいシステムを取り入れ、社内の商品知識や役立つ情報を発信することで、集客力向上・社内意識の改革を図る」というコンセプトを提案しました。
このコンセプトは採用され、実際にアウトプットする現場社員の声を取り入れ、システムをカスタマイズしたり、アウトプットする情報を引き立たせるためのデザインにリニューアルされました。
集客:集客の流れ・施策を考える
「集客」のためには、例えば、検索エンジンからの流入を増やすために、キーワードを選定したり、ユーザーの求める内容のコンテンツを追加したりするなどの施策を考えます。
SNSやブログなど、外部メディアと連携させたりすることも必要な施策です。
転換:来てくれたユーザーをしっかりゴールに届ける
様々な施策で集客しても、ユーザーの目的が果たせないサイトでは、すぐに離脱され成果にはつながりません。
必要な情報・サイトの構成・ページの構成をユーザー目線で考えることが重要です。
ホームページ制作会社でも、考えて設計する部分ですが、制作会社だけに任せず、依頼されるあなたも一緒にユーザー目線で進めることがポイントです。
フォロー:何度も利用してもらえるサイト作り
多くのホームページは、一度見たら終わりではなく、何度も来訪してもらいたいはずです。
そのためにも、次への接点としてメルマガ登録やSNSのフォローなどにつなげる施策を取り入れましょう。
一度の訪問では、お問い合わせや購入につながらなくても、ザイオンス効果(単純接触効果)を狙ってその後の接触があることで、次の機会が生まれます。
このように、デザインのリニューアルだけではなく、目的と意図を持ってリニューアルを設計することが重要なポイントとなります。
ホームページリニューアルで起こる問題点
使い勝手が変わることでユーザーに与えるデメリット
ホームページリニューアルによって起きる問題点ですが、サイトの外観や仕様が大きく変化するため、いわゆる常連のネットユーザーを困惑させてしまうデメリットがあります。
ブラウザの「ブックマーク」に登録していたお気に入りの企業の公式サイトがある日突然、まったく知らないデザインに変更されていたら常連のユーザーの方々は困惑することもあるでしょう。
また以前のホームページデザインの方が好きだったのに、というクレームが届く場合も稀にあります。
長年利用して愛着が湧いた企業のサイトデザインが急に変われば、残念と感じるネットユーザーの方がいても不思議ではありません。
そういったリスクを抑止するためには、リニューアル作業に着手した段階から、外観が今後大きく変わる旨を告知しておく必要があります。
特に常連のネットユーザーには丁寧な案内が必要であり、メルマガやトップページで繰り返しアナウンスをして、スムーズに移行する事が重要です。
導線が整理されることでPVが減る場合もある
リニューアルでホームページ上の導線がスムーズになると、これまで回遊して目的のページを探していたPVが減ることがあります。
これは、迷子になるユーザーが減る分、成果件数が増えるので、正確にはデメリットではありませんが、上司などにPVを報告している場合は説明が必要です。
検索エンジンへの影響によるアクセス減
リニューアルで各ページのURLが変わる場合、検索エンジンは古いURLにアクセス出来なくなり、新しいページを再評価します。
これにより一時的に検索順位が変動し、アクセスが減る場合があります。
URLやドメインが変わる場合、新しいURLを検索エンジンに正しく伝えるため、301リダイレクトを行う必要があります。
とりあえず古いURLへのアクセスは全てトップページにリダイレクトさせるなど、乱暴な方法を取られないように、制作会社に委託する場合は、古いURLそれぞれから正しく301リダイレクトされるように依頼しましょう。
まとめ
デザインだけを大規模にリニューアルオープンしても効果は低いため、webマーケティングの一部としてホームページの改善を考える必要があります。
SNSやブログやオフィシャルサイトを独立した個別の媒体として考えるのではなく、それぞれにホームページと連携させるのが今日のwebマーケティングのセオリーです。
もちろん、コンセプトや設計は旧サイトで問題無い場合は、デザイン刷新で問題ありませんが、コンセプトや構成に見直しの余地がある場合は、リニューアルで起こる問題点に注意し、コンセプトから入り、集客・転換・フォローがスムーズに流れるよう設計することが、ホームページリニューアル成功の秘訣です。
また、検索エンジンからのアクセスが重要なホームページをリニューアルする場合は、SEOに詳しい制作会社に依頼することをお勧めします。


